永久カレンダーとはどんな月でも末日の翌日には一日が自動的に表示され、4年に一度訪れるうるう年も記憶するカレンダー機構のこと。毎日作動していれば数百年の間正確なカレンダー表示をする。
なぜ永久カレンダーがすごいかというと、機械式時計のムーブメントに搭載される普通のカレンダーは0から31までが予め記載されているディスクを24時間で1つすすめるという単純な機能である。よって、末日が30日の場合、翌日は1とならなければならないが31となり手動で調整する必要がある。また、2月は28日か29日かを調整する必要があるためより複雑である。
それを機械仕掛で行うというのが永久カレンダーである。
つまり、永久カレンダーであれば2月29日の翌日は1となるし、4月30日の翌日も1となる。この仕掛けを電子プログラムではなく機械仕掛けで行っているというのが複雑かつ高度な技術を要する。