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現在相場考察

5桁ロレックスとは異なる水準、オーバーシーズ42042/423A-8872

2022年6月3日更新
ヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズ42042/423Aについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年12月の安値と2022年6月の安値を比較し現在相場を考察。この3年6ヶ月での変動は¥1,169,800だった。

オーバーシーズ 42042/423A-8872についての考察(2022年6月)

2021年から目立った上昇となっているオーバーシーズですが、今年になって現行モデルは『3月まで上昇⇒4月頃からは下落』といった様子となっています。

それに対して、旧世代は『下落』という様子をあまり見せておらず、現行とは異なる値動きをしている状態です。

この42042/423A-8872は、第1世代の白文字盤ラージサイズでありますが、この時計、2018年12月時点では約69万円で購入可能でした。

当時といえば、ノーチラスに続いてロイヤルオークの評価も高まっていた時期ですが、オーバーシーズは全く反応しなかったため、第1世代はラージ自動巻でも“5桁ロレックスと同水準”といった価格帯だったわけです。

そんな42042/423A-8872ですが、現在では「ラグスポな評価」がなされているといえ、5桁ロレックスとは異なる水準になっています。

本記事で参考とした中古腕時計

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☆良品【VACHERON CONSTANTIN】ヴァシュロン・コンスタンタン オーバーシーズ ラージサイズ 42042/423A-8872 自動巻き メンズ

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年12月
の安値
2022年6月
の安値
変動額 残価率
ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ
42042/423A-8872
中古 3年
6ヶ月
¥698,000 ¥1,867,800 1,169,800 267.59%

このラージ白文字盤(自動巻)は、現在約186万円という状態ですが、同じ“白文字盤+自動巻”という組み合わせのミディアムサイズは、昨年10月時点で160万円台となっていました。

また、同じラージでも青文字盤となると、現在240万円台といった様子がみられます。

2020年以前だと、オーバーシーズの第1世代において「青文字盤が評価される」という現象は見られなかったといえますが、現在ではすっかりラグスポらしく「青文字盤が特に高い」という傾向があります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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