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現在相場考察

久々に見られた派手な変動、パテックフィリップ5054J-001

2022年9月20日更新
パテックフィリップの5054J-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2015年8月の安値と2022年9月の安値を比較し現在相場を考察。この7年1ヶ月での変動は¥1,285,500だった。

コンプリケーション 5054J-001についての考察(2022年9月)

去年ぐらいから、パテックフィリップにおいて、知名度がそこまで高くないプチコンやカラトラバの上昇が目立つようになっています。

プチコンでは5055や5085/1Aといった2000年前後に現行だったモデルが「目立った上昇」となっている様子があるわけですが、その3兄弟のうちのもう1つ、5054はどうなっているかというと、こちらもしっかり上昇傾向が見られます。

5054は、これら3兄弟のうちで最も高値という傾向があり、5055が200万円前後5085/1A180万円前後だったならば、260万円前後といった価格帯といった印象があったといえます。

そんな5054ですが、そのYGモデルの5054J-001は現在どういった状況かというと、約396万円。これは、2015年8月水準よりも約128万円の値上がり状態であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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中古 パテックフィリップ PATEK PHILIPPE コンプリケーション オフィサー 5054J-001 ホワイト メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2015年8月
の安値
2022年9月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
コンプリケーション
5054J-001
中古 7年
1ヶ月
¥2,680,000 ¥3,965,500 1,285,500 147.97%

この5054J-001は、この10年間において2015年頃が最も高かったといえます。

それは、5054に限らず、5055や5085/1Aでも同様だったのですが、2016年の下落トレンド時に値下がりしてから、長らく2015年水準を回復しないという様子が見られました。

そして、2019年ぐらいまでには一部が回復となっていたわけですが、その後特に伸びることもなく、長らく2015年水準から大きく上回るといったことがなかったといえます。

そういった意味では、2015年水準と比べて約128万円高という現在の5054J-001の様子は、久々に見られた派手な変動だといえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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