腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

4月よりも19万円ほど安い状態、ミルガウス116400白文字盤

2022年9月22日更新
ロレックスのミルガウス116400について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年4月の安値と2022年9月の安値を比較し現在相場を考察。この0年5ヶ月での変動は¥-193,950だった。

ミルガウス 白文字盤 116400についての考察(2022年9月)

2017年頃までにおいて、ミルガウスの中で最も安価という立ち位置だった白文字盤ですが、2021年から目立った評価をされるようになり、今では6桁世代としては最高値という状態が珍しくありません。

従来、6桁世代のミルガウスは、唯一2014年に登場した116400GVのZブルー文字盤が“最も高値”となっていたわけですが、白文字盤がそれを抜かしたというのはびっくりだったといえます。

この白文字盤がZブルー文字盤以上となったのは、2021年10月のことですが、その際の水準は約129万円。ちなみ同時期、Zブルー文字盤は約126万円でした。

そして、2022年になると、6桁世代のミルガウスは全体的に伸び、2月に白文字盤は200万円超えという状態にまで達していたのです。

しかしその後、6桁世代ミルガウスは全体的に下落。4月時点でこの白文字盤は、約161万円となっていました。

そんな白文字盤の現在水準はどうなっているかというと、約141万円という状態。現在水準は4月よりも19万円ほど安い状態となっています。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年4月
の安値
2022年9月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ミルガウス
白文字盤
116400
中古 0年
5ヶ月
¥1,611,600 ¥1,417,650 -193,950 87.97%

なお、現在Zブルー文字盤のボトム価格は約145万円であるため、白文字盤は“Zブルーよりも安価”という状態でもあります。

とはいえ、この約141万円という水準。今年2月水準と比べると随分値下がりした状態でありますが、その一方で、昨年10月水準と比較すると10万円以上高値となっています。

2月のピーク水準と比べると値下がり状態であるものの、約1年前よりも高値という状態はキープしているという側面があります。

ただ、116400白文字盤は、昨年11月に約152万円に達してるため、2022年1月水準並とはいえない状況。現在水準は、2021年10月よりも高く、11月よりは安価といった状態なのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。