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現在相場考察

約76万円という水準に達している、オイスターパーペチュアル116000

2022年9月23日更新
ロレックスのオイスターパーペチュアル116000について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年2月の安値と2022年9月の安値を比較し現在相場を考察。この5年7ヶ月での変動は¥365,837だった。

オイスターパーペチュアル 116000 (ピンクインデックス) 黒文字盤についての考察(2022年9月)

オイスターパーペチュアル116000といえば、日本限定という存在が目立っている印象ですが、そんな日本限定はここ数年「あまり相場が変わらない」という状態が続いています。

116000の日本限定モデルは、2019年12月に約102万円という水準に達しましたが、2020年12月及び、2021年12月でも同様の水準だったのです。

また、2022年9月現在も約109万円。やはり“値動きしていない”という状態が相変わらず続いているといえます。

その一方で、日本限定“でない”ほうの116000は、しっかり値動きしている様子。

一見すると、日本限定と同じようにみえる、このインデックスがピンクな通常バージョンは、現在約76万円という水準に達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年2月
の安値
2022年9月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
オイスターパーペチュアル
116000
(ピンクインデックス)
黒文字盤
中古 5年
7ヶ月
¥394,200 ¥760,037 365,837 192.80%

このピンクインデックスの黒文字盤は、エクスプローラーとの差をつけるために、あえて黒文字盤にピンクという配色が採用されたと推測できます。

それに対して、日本限定は黒文字盤に白という配色。一見すると、エクスプローラーそっくりな見た目がというのが『高い評価』の理由だといえます。

しかし今や、ピンクインデックスのレギュラーモデルが約76万円にまで上昇した一方、日本限定は2019年水準との比較でも5万円程度の値動きにとどまっているわけです。

これまでの常識だと、日本限定だけが値動きして、その他レギュラーモデルは“あまり動かない”といったところでしたが、今では“逆”となっているのが興味深いといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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