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現在相場考察

フラッグシップモデルらしい中古相場、タンクアメリカンW2609456

2022年10月6日更新
カルティエのタンクアメリカンW2609456について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年11月の安値と2022年10月の安値を比較し現在相場を考察。この4年11ヶ月での変動は¥336,600だった。

タンクアメリカン W2609456についての考察(2022年10月)

タンクアメリカンは、数あるタンクシリーズの中で“フラッグシップ”を担う存在で、K18もしくはプラチナのみといったランナップ構成となっています。

これは、ロレックスでいうデイデイト的な存在だといえるわけですが、そういったフラッグシップ感とは逆に、中古相場は安価という傾向がありました。

このタンクアメリカンのメンズサイズ、クロノグラフモデルは、今年5月時点でも52万円で購入可能という状態だったのです。

とはいえ、実はそういった価格帯なのはクォーツのほう。同じクロノグラフでも、機械式ムーブメントとなると、以前からフラッグシップモデルらしい中古相場となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年11月
の安値
2022年10月
の安値
変動額 残価率
カルティエ
タンクアメリカン
W2609456
中古 4年
11ヶ月
¥1,275,000 ¥1,611,600 336,600 126.40%

つい数ヶ月前まで50万円台だったクォーツクロノグラフに対して、こちらの自動巻モデルは、2017年11月時点で120万円台という価格帯に位置していました。

そして、そういった高い評価は現在までも続いており、2017年⇒2022年では33万円程の上昇といった値動きをしている様子。

その結果、現在水準は160万円台と、やはり『タンクアメリカン』のイメージ通りな中古相場となっているといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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