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現在相場考察

限定モデルの伸びは凄まじい、ダイナミック5202.51

2022年10月18日更新
オメガのダイナミック5202.51について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年3月の安値と2022年10月の安値を比較し現在相場を考察。この4年7ヶ月での変動は¥330,520だった。

ダイナミック 5202.51についての考察(2022年10月)

オメガの限定モデルといえば、近年『値動きが活発』という印象がありますが、マルイ限定はその中でも最初に値上がりしたほうのモデルだといえます。

なお、マルイ限定といえば、スピードマスターオートマチックの3510.21が思い浮かび、実際それが“限定オメガ”として、真っ先に目立った値動きをした存在です。

しかし、実は『マルイ限定』は、スピードマスターだけではないのです。

今回、もう1つのマルイ限定オメガを紹介したいと思うのですが、意外なことに、そのマルイ限定は、なんとダイナミック

この世代のダイナミックは、1997年に廉価モデルといった役割で登場したわけで、あまりラインナップ数が多くなかった印象ですが、それにマルイ限定があったとは驚きです。

そして、このダイナミックのマルイ限定モデルもまた、他の限定オメガに負けないぐらいの値動きとなっている様子。

5202.51は、2018年3月時点では約16万円という水準でしたが、2022年現在では約49万円となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年3月
の安値
2022年10月
の安値
変動額 残価率
オメガ
ダイナミック
5202.51
中古 4年
7ヶ月
¥168,000 ¥498,520 330,520 296.74%

この5202.51は、2018年⇒2022年で33万円もの上昇となったわけですが、これは残価率で示すと約296%という動きです。

2018年⇒2022年では、ダイナミックの通常モデルも目立った上昇となっていますが、そちらと比べても、限定モデルの伸びは凄まじいといえます。

2018年時点では、通常モデルの3針が約10万円だったのに対し、このマルイ限定は約16万円。2018年当時、マルイ限定は“ちょっと高い”といった程度でしたが、現在では、通常モデルが約15万円、マルイ限定は約49万円と、ずいぶん離れた価格帯になっているわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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