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現在相場考察

クォーツブレスレットの様子、タンクアメリカン W26033L1

2022年10月20日更新
カルティエのタンクアメリカンW26033L1について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年6月の安値と2022年10月の安値を比較し現在相場を考察。この3年4ヶ月での変動は¥217,000だった。

タンクアメリカン W26033L1についての考察(2022年10月)

先日、タンクアメリカンの機械式クロノグラフ(革ベルト)をお伝えしましたが、クロノグラフにはクォーツモデルも存在します。

そして、今回取り上げるのは、そんなクォーツモデルでも、ブレスレットのほう。

タンクアメリカンには、

  • 機械式かクォーツか
  • ブレスレットか革ベルトか
  • という選択肢があります。

    通常、腕時計の要素としては

  • クォーツよりも機械式が高い
  • 革ベルトよりもブレスレットが高い
  • となり、タンクアメリカンのようにK18を採用するモデルの場合、ブレスレットは必然的に高い相場となるわけです。

    まして、昨今は金相場上昇にともない、金の含有量が多いK18ブレスレットモデルは、腕時計自体の需要(人気度)にかかわらず高くなるという現象が起こっても不思議でありません。

    そうなると、

  • 機械式+革ベルト
  • よりも

  • クォーツ+ブレスレット
  • のほうが高い、という構図となりそうなところですが、タンクアメリカンの場合そうではないのです。

    本記事で参考とした中古腕時計

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    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2019年6月
    の安値
    2022年10月
    の安値
    変動額 残価率
    カルティエ
    タンクアメリカン
    W26033L1
    中古 3年
    4ヶ月
    ¥1,180,000 ¥1,397,000 217,000 118.39%

    現在、『機械式+革ベルト』のW2609456約161万円である一方、こちらの『クォーツ+ブレスレット』は約139万円

    『クォーツ+ブレスレット』のほうが22万円程度安いのです。

    機械式人気が高いといっても、革ベルトのそれが、K18ブレスレットのクォーツよりも高いという事例は稀だといえます。

    タンクアメリカン、特にクロノグラフモデルの場合、機械式の個体が少なく人気度が高いのだと思います。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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