オメガの限定モデルといえば、中古相場の“評価が高く”、“変動も活発”という傾向があります。
オメガ限定モデルがそういった様子を見せるようになったのは2018年頃からだといえるのですが、最初のほうにそういった動きを見せたのが、この3575.30だったといえます。
3575.30は、ヨーロッパ限定の銀文字盤ですが、かつての新品実勢価格及び、2017年頃までの中古相場は、“通常モデル”の白文字盤と特に変わりない水準でした。
それが、2018年6月からは「白文字盤よりも明らかに高い」という価格帯に変化したのです。
ただ、その後銀文字盤は『相場が変わらない』という状態が続いたり『値下がり傾向』となるなどしたため、それから2018年の“大きな変化”から、それほど値上がりする様子は見せていませんでした。
そんな中、今年9月に白文字盤の中古相場が伸び、60万円台に到達。その際でも、銀文字盤は50万円台という様子だったため、一時「銀文字盤は白文字盤に抜かされてしまった」のです。
しかし、そういった状況を補正するかのように、今では銀文字盤も上昇。
銀文字盤3575.30の現在水準は、約79万円に達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年9月 の安値 |
2022年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター ムーンフェイズ 3575.30 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥598,900 | ¥798,000 | 199,100 | 133.24% |
3575.30のこれまでの主だった変化は以下の通りです。
こうしてみると、2021年水準をもってしても、2018年6月水準に対して大幅な変化とはなっていなかったことがわかります。
そういった意味で、今回の変動は3575.30にとって、2018年以来久々の大きな変動といえる動きだといえるでしょう。