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現在相場考察

1180万円の値下がり状態、ノーチラス5711/1R-001

2022年10月28日更新
パテックフィリップのノーチラス5711/1R-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年4月の安値と2022年10月の安値を比較し現在相場を考察。この0年6ヶ月での変動は¥-11,800,000だった。

ノーチラス 5711/1R-001についての考察(2022年10月)

今年4月に3600万円という水準に達したノーチラスのRGモデル、5711/1R-001ですが、その後は値下がり傾向となっていました。

ただ、SSの5711/1A同様、“1つだけ安い個体”があるといった状態だったため、相場としてお伝えするのが難しい状況が続いていました。

“1つだけ安い個体”がある場合、その個体と2番目に安い個体との価格差が数百万円単位となっていることが珍しくありません。

また、“1つだけ安い個体”を基準とすると『値下がり』状態でも、2番目に安い個体と比べると『値上がり』ということもあるため、相場が分かりづらいわけです。

そんな5711/1R-001ですが、今ではボトム価格近辺にある個体がきれいにグラデーションしている状態となったため、ようやく記事でお伝えすることができた次第です。

では、5711/1R-001は現在どういった様子なのかというと、その答えは2420万円。4月水準に対して、1180万円の値下がり状態であります。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年4月
の安値
2022年10月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
5711/1R-001
中古 0年
6ヶ月
¥36,000,000 ¥24,200,000 -11,800,000 67.22%

4月⇒10月現在までの残価率は約67%という数値になりますが、これはラグスポとしては特に珍しくない数値だといえます。

中には50%台後半や60%台前半といった数値となっているものもあり、特にRGモデルといった高価なモデルはそういった傾向が見られます。

そういった意味で、5711/1R-001約67%という残価率は、K18ラグスポとしては、それほど値下がり率が高くないほうといえる側面があります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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