パテックフィリップのワールドタイム(コンプリケーション世代)は、ここ5年ぐらいあまり値動きが活発でない状態が続いていました。
ワールドタイムは、往年の時計ファンからは高い評価となっている反面、近年の中古相場ではそれに見合ったか価格帯ではなかったといえます。
それは、まさにランゲ&ゾーネのランゲ1と似ており、往年の時計ファンからの評価が高いという点も、値動きしなかったという点も共通しているわけです。
そんなワールドタイムですが、今年になってから「急激に高くなる」という様子をみせており、第1世代(プチコン世代における)の5110は、9月時点でそのような値動きとなっていました。
そして、第2世代にも大きな変化は起こっており、プラチナモデルについては、現在なんと700万円台になっている状況なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年10月 の安値 |
2022年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ワールドタイム 5130P-001 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥4,365,600 | ¥7,095,000 | 2,729,400 | 162.52% |
ワールドタイムとランゲ1、どちらも“今年になって急上昇”という動きは共通しているわけですが、いずれも「往年の時計ファンからの評価が高い」かつ「ここ5年ぐらい中古相場で元気がなかった」という点が同じであります。
これらがなぜ、今年、2022年という年に値動きが活発化したのか、その理由は不明でありますが、どちらも久々に上昇した結果、過去最高値更新状態となっている様子。
他にも「往年の時計ファンからの評価が高く、ここ数年中古相場で元気がない」というモデルがありますが、それらの値動きも気になるところだと思います。