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現在相場考察

400万円超えという水準だが、ワールドタイム5110J-001

2022年12月16日更新
パテックフィリップのワールドタイム5110J-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年6月の安値と2022年12月の安値を比較し現在相場を考察。この4年6ヶ月での変動は¥1,442,400だった。

ワールドタイム 5110J-001についての考察(2022年12月)

先日、WGが『急上昇』という様子をお伝えしたワールドタイム(プチコン)の第1世代。

WGは、昨年11月水準が270万円台だったわけですが、今年9月には約518万円にまで上昇。現在では540万円台となっている様子があります。

今回お伝えするのはYGモデル5110J-001ですが、こちらは現在438万円という様子。

これもまた、これまでとは打って変わって、大きな変化をしている状態であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年6月
の安値
2022年12月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ワールドタイム
5110J-001
中古 4年
6ヶ月
¥2,937,600 ¥4,380,000 1,442,400 149.10%

この5110J-001、2018年6月水準が約293万円だったわけですが、それ以前も以後も長きにわたって“あまり値動きしない”という状態が続いていました。

それが今年、一気に400万円超えという水準に達したわけですから、「急激に高く評価された」といえる状態です。

ただ、興味深いのは、“目立って上昇”といっても、WGよりも100万円程安価な価格帯に位置しているという点。

今回のように『400万円超え』、『500万円超え』という値動きをする前は、YGよりもWGのほうが高い中古相場となっていたわけですが、なぜか「急上昇」後は、WGのほうが100万円以上も高い水準となっているわけです。

なお、RGの5110R-001は現在495万円がボトム価格となっているため、5110の中でこのYGが最もお得な価格帯に位置しているといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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