5桁世代において、“最も豪華なサブマリーナ”というポジションだった16618SG。
文字盤のバー部分がサファイア、ドットがダイヤとなっている豪華モデルであり、文字盤色も、通常とは“異なる色”が与えられているという特別感があります。
通常文字盤の場合、YGに用意された文字盤色は“黒”か“青”。それに対して、ダイヤ文字盤の場合“グレー”か“シャンパン”となるわけです。
そういった特別感があるため、ひと目見ただけで16618SGは「豪華なモデル」と分かるといえます。
とはいえ、この16618SG、2016年頃まではそれほど評価されておらず、同じYGの16618との相場差が5万円ということがあったぐらいなのです。(2016年8月16日記事参照)
しかしそれから6年が経過した今、16618SGはしっかりとした評価をされている様子に変化。
現在、16618SGは約522万円となっているのですが、16618は398万円。実に通常文字盤との相場差が124万円もある状態となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年10月 の安値 |
2022年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ シャンパン文字盤 16618SG |
中古 | 2年 2ヶ月 |
¥3,300,000 | ¥5,229,000 | 1,929,000 | 158.45% |
近頃、デイデイトなどの「希少文字盤」が目立って評価されている印象がありますが、この16618SGの評価もそれらと同じ文脈なのではないかと感じています。
なお、ロレックスといえば、文字盤交換が可能というイメージがありますが、近年では「不可となるケース」が増えている様子。
文字盤交換が不可というのは、ミルガウス116400GVのZブルー文字盤が出たときぐらいから始まったかと記憶していますが、そういった近代的なモデルに限らず、最近では5桁でも「交換不可」となる場合があるようなのです。
16618SGといった希少だったり豪華だったりする文字盤は、そういった事情も含めて評価されるようになったのかもしれません。