2022年の2月に2780万円という水準に達していたノーチラスの青文字盤、5711/1A-010。
ただ、その翌月には2035万円となり、1ヶ月で745万円の値下がりとなっています。
その後も、5711/1A-010は下落傾向となっていたものの、「1つだけ安価な個体がある(例:ボトム価格は1600万円台、他は2000万円以上)」といった状態が長らく続き、相場が分かりづらい状態となっていました。
ただ、2022年の9月になると、ボトム近辺に位置する個体はきれいにグラデーションするようになり、相場は1600万円台といえる状態に変化しています。
そんな5711/1A-010でありますが、現在、再び「分かりやすく下落」という値動きを見せている状態。
現在水準は、1390万円となっており、2番目、3番目に安価な個体も1400万円台と、9月水準よりも明らかに安くなっている様子が見られます。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年9月 の安値 |
2023年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ノーチラス 5711/1A-010 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥16,972,340 | ¥13,900,000 | -3,072,340 | 81.90% |
昨年9月時点で5711/1A-010は、約1697万円がボトム価格という状態でしたが、現在では1390万円。実に、この5ヶ月で307万円程の値下がりとなっているわけです。
その結果、今では2021年2月水準よりも安価という状態。
2021年2月といえば、この5711/1A-010が「初の1000万円超え」ということに驚いたわけですが、現在水準はその時点、すなわち2年前水準を割っているわけです。
5711/1A-010は、2021年2月にガバッと上昇した後、数ヶ月の沈黙を経て、2022年2月に2000万円以上に達したという経緯があります。
しかしながら、2023年2月現在では、2021年2月水準を割っているわけですから、非常に興味深い状態だと思います。
この現在水準を見て、今思った「感覚」を覚えておくと、将来の5711/1A-010相場が変化したときに「そうなるのか!」と楽しむことができるかもしれません。