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現在相場考察

610万円台にまで値下がり、ノーチラス3800/1A-010

2023年3月1日更新
パテックフィリップのノーチラス3800/1A-010について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年12月の安値と2023年3月の安値を比較し現在相場を考察。この1年3ヶ月での変動は¥-2,405,150だった。

ノーチラス 3800/1A-010についての考察(2023年3月)

ノーチラスといえば、年始にガバッと上昇するという印象があり、2021年、2022年と過去最高値更新といった様子を見せていました。

しかしながら、今年はそういった値動きとはならず、1月から3月の今に至るまで「動かない」か「値下がり」という動きとなっています。

そして今回お伝えするのもまた、「値下がり」事例です。

3800/1Aの青文字盤は、2021年12月時点で858万円という水準に達していましたが、現在水準は約617万円

3800/1A青文字盤は、長らく800万円台キープといった雰囲気があったものの、610万円台にまで値下がりしているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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中古 パテック フィリップ PATEK PHILIPPE ノーチラス 3800/1A-010 ブルー メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年12月
の安値
2023年3月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
3800/1A-010
中古 1年
3ヶ月
¥8,580,000 ¥6,174,850 -2,405,150 71.97%

3800/1Aの青文字盤には3世代があり、今回の個体は最終型。カレンダーのフォント部分がゴシック体となっているのが最終型の特徴なのですが、その他にもバックル部分が観音開きだったり、リファレンス末尾に枝番がつくなど、21世紀に近い世代ならではの特徴があります。

3800/1A青文字盤の相場については、年式による差はないといえるのですが、現在のようにボトムに位置する個体が「最終型」だと、なんだか得した気分になります。

ノーチラスは、2022年に「さらにガバッと上昇」した経緯がありますが、この3800/1A-010の現在水準は2021年9月水準に近いといえる状態。

2020年水準と比べると高いものの、2021年12月水準よりもだいぶ安価であるため、検討する価値のある状態だと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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