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現在相場考察

白文字盤は反応が見られるようになった、デイトナ116500LN

2023年4月16日更新
ロレックスのデイトナ116500LNについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年3月の安値と2023年4月の安値を比較し現在相場を考察。この0年1ヶ月での変動は¥310,000だった。

デイトナ 白文字盤 116500LNについての考察(2023年4月)

生産終了発覚直後の時点では“特に変わらない”という様子だったデイトナ116500LNの白文字盤。

今年は、3月28日にロレックスの新作が発表されましたが、翌日、3月29日時点の白文字盤水準は約417万円となっていました。

ちなみに、今年1月の白文字盤水準は約426万円だったため、生産終了発覚直後水準は“若干の値下がり”という状態だったわけです。

そんな白文字盤ですが、4月中旬の今になって上昇する様子を見せているのです。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年3月
の安値
2023年4月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
白文字盤
116500LN
中古 0年
1ヶ月
¥4,178,000 ¥4,488,000 310,000 107.42%

現在、116500LN白文字盤のボトム価格は約448万円という水準となっており、3月29日時点と比較して31万円の上昇となっています。

この約448万円という水準は、2022年9月及び2021年4月水準と“ほぼ同じ”116500LNは、2021年4月に生産終了の噂が流れ上昇した一方、そのときは生産終了とならなかったため、その後下落した経緯があります。

そして、2022年春の急上昇時には再度値上がり。その際、白文字盤は528万円といった様子をみせており、それがこれまでの白文字盤ピーク水準だといえるでしょう。

その後、多くの人気モデル同様、2022年春過ぎに116500LNは“値下がり傾向”となっていたわけですが、9月時点で白文字盤は441万円となっていました。

現在水準は、2022年春のピーク水準にまでは“遠い”ものの、生産終了の噂が流れ急上昇した2021年4月と同等というのが興味深いと思います。

116500LNは、今年本当に生産終了になったわけですが、2021年の「噂による値上がり時」と比べると、急上昇具合はまだ弱いといえる側面があります。

そして、黒文字盤については、現時点でボトム価格が約357万円となっており、2022年12月水準とほぼ変わらない様子。

生産終了発覚から4週間近くが経過した今、同じ116500LNでも白文字盤は反応が見られるようになった一方、黒文字盤は“変わっていない”という状態なのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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