2002年に登場したPAM00104は2016現在でも生産継続中の長寿モデル。ただ、長寿モデルといってもパネライの中では比較的新しいイメージのこの時計。同じく44mmでも手巻きのほうのルミノールマリーナは、98年以前のプレヴァンドーム時代から基本は変わっていませんが、その頃44mmの自動巻モデルは存在していませんでした
自動巻44mmが初登場したのは2001年です。しかし、その際登場したPAM00086とPAM00091は2002年で製造終了という変わり種モデル。
それらに対して、主力モデルとして登場したのがこのPAM00104です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年1月 の安値(ヤフオク) |
2016年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ PAM00104 |
中古 | 6年 8ヶ月 |
¥398,000 | ¥408,240 | 10,240 | 102.57% |
基本的に40mmをそのまま大きくしたという感じのこの時計。
それまで、44mmは通常のピンバックルでしたが、PAM00104はDバックルが標準装備。
しかも、ラバーベルトとベルト交換用工具が付いてくる、というのは他の44mmと同じです。
Dバックルでラバーベルトとは、随分贅沢な感じがすると思います。
それまで、44mmだと手巻き+デイト無しというかなり硬派な内容。
コアな時計ファンにはウケが良い仕様ですが、ロレックス感覚でパネライの雰囲気を楽しむには40mmと同じ内容で、よりパネライらしい44mmという選択になるのは普通でしょう。つまり、そこに直球なPAM00104は需要のあるモデルということ。
そんなこともあり、かなり流通量が多めのこの時計。
ただ、2010年と比較して相場はほとんど変わっていない様子。
同じく44mmで手巻きのルミノールマリーナを同じ期間で比較すると10万円以上の値上がりも当たり前。
また、このPAM00104と同じように人気で、流通量が多めのロレックスエクスプローラも10万円以上の値上がりは当たり前。
よって、この時計、2010年の腕時計が全体的に安い時期において、投資を視野に入れて買ったならあまり魅力的ではないモノとなったでしょう。
ただ、今の現状をみると、2010年においては手巻きの44mmより高かったこれが、現在手巻きより安いか同じぐらいの値段という状況。
よって、今パネライを検討するなら、候補に入れても良い1本だと思います。
ただ、他のマニアックなパネライとは真逆なオーソドックスな存在。
そのオーソドックスさが、今後どういう人気の出方になるかは予測がつきません。