2022年3月といえば、多くの腕時計が「過去最高値」となっていた時期でありますが、その頃スピードマスターのスヌーピーアワード、311.32.42.30.04.003は500万円以上という水準に達していました。
この311.32.42.30.04.003は、2017年時点では168万円だったため、それが500万円以上となるのは「驚き」だったといえます。
311.32.42.30.04.003は、2017年時点で160万円台という高価格帯にいたため、それがその後500万円台となるのは「珍しくない」といえます。ただ、それがオメガで起おこったということに大きなインパクトがあったといえるわけです。
そんなスヌーピーアワードの311.32.42.30.04.003でありますが、2023年の今、どういった水準となっているのでしょう。
ラグスポなどは、2022年3月頃と比較すると、現在までに残価率が50%程度となっている例もあるため、2022年3月に500万円台を記録した311.32.42.30.04.003も安価になっている可能性があるといえます。
しかし、この311.32.42.30.04.003は、ラグスポのような下落とはなっておらず、今でも500万円以上をキープしている状態。むしろ、現在水準は、2022年3月よりも30万円ほど高いほどなのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年3月 の安値 |
2023年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター スヌーピーアワード 311.32.42.30.04.003 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥5,500,000 | ¥5,813,000 | 313,000 | 105.69% |
なお、この311.32.42.30.04.003、2022年3月⇒現在までにおいて、「ずっと500万円以上をキープしていた」というわけではありません。
2022年の7月から10ヶ月程度に渡って500万円割れという様子があったのですが、つい最近500万円以上に回復。
その結果、現在ボトム価格は約581万円となっており、2022年3月水準を超える状態となっているのです。
他のモデルの場合、「下落した後は下落⇒下落」となってしまっている様子がありますが、311.32.42.30.04.003の場合は、「やや下落⇒上昇」というように他とは一線を画す値動きになっているわけです。