パシャCは、リーマンショック後に15万円以下という水準になったわけですが、その後、長らくそういった状態が続いていました。
他のモデルであれば、リーマンショック後に下落したとしても、アベノミクス後に回復するといった例が一般的でしたが、パシャCは違ったのです。
しかし2021年、そんなパシャCに異変が起こりました。
それまでおおよそ15万円前後という水準に位置したパシャCが、2021年夏頃から20万円以上という水準に変化。パシャCには、様々な型番がありますが、その頃から、いずれも20万円以上となったといえたわけです。
そんなパシャCでありますが、近頃、気になる変化が起こっているといえます。
それは、どういうことかというと、20万円割れするモデルが増えているという点です。
今回は、グレーグリッド文字盤であるW31023M7を例としましたが、これ以外でも、現在20万円割れとなっているパシャCが多いのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年9月 の安値 |
2023年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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カルティエ
パシャC W31023M7 |
中古 | 1年 8ヶ月 |
¥209,800 | ¥193,640 | -16,160 | 92.30% |
W31023M7は、2021年9月に20万円台となってから最近まで、20万円以上という水準をキープしていました。
一時はボトム価格が28万円という状態にまで達していた様子もあったぐらい、“10万円台”からは遠のいていたと感じられたわけですが、それがここに来て、ボトム近辺に位置する個体が20万円割れとなってしまっているのです。
2021年夏以降、パシャCに限らず、この世代のカルティエの上昇が目立っているため、今回のパシャCの動きは気になるところだと思います。