2000年にフルモデルチェンジされたデイデイト。それまでデイデイトといえば、ギザギザなフルーテッドベゼルとプレジデントブレスが定番でしたが、ツルッとしたポリッシュベゼルと3連オイスターブレスが初採用されたのが、この時です。
伝統的なプレジデントベゼルは現在人気がありますが、これしかない2000年以前の印象としては若干年配向けという感じ。
しかし、オイスターブレス+ポリッシュベゼルというモデルが選べるとなると、なんだか一気に若返りしたような感じがします。
そして、もう一つの特徴がベゼルや文字盤の立体感。
例えば側面から見た時に、同じくポリッシュベゼルのエクスプローラや5桁リファレンスのデイトジャストなどと比べると、明らかに立体感のある印象なのです。
それがなんだか未来感のある演出という感じで、これが登場した2000年当時のミレニアム、21世紀の始まりという世間の空気感と相まって、より一層“新しい”と感じさせてくれる腕時計でした。
で、それが最も楽しめるのがこのダイヤ文字盤だと思います。
ダイヤのフチが従来よりも太くなったことから、これまたベゼルと同じような立体感を感じられ、「未来の」という印象をより一層味わえます。
とはいえ、このデイデイトが登場してからすでに16年。今更未来という感じでもないですが、それでもまだ“新しく”感じることのできるのがこのモデルの魅力だと思います。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年12月 の安値(ヤフオク) |
2016年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイデイト 銀文字盤 118209A |
中古 | 3年 9ヶ月 |
¥1,575,000 | ¥1,880,000 | 305,000 | 119.37% |
2012年との比較では約30万円という値上がり状態。
30万円の値上がりというと結構な値上がり額にも感じられますが、デイデイトとしては至って標準的な値上がり額。
例えば、先日の記事でかなりの値下がり状態をお伝えしたダイヤ無しの118209の場合、昨年は70万円の値上がり額となっていました。ただ、その際の相場は、現在のダイヤ有り文字盤よりも高い額。
よって、ダイヤ無し文字盤と比較して
という状況は至って正常と判断できると思います。