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現在相場考察

ホワイトゴールドのモデルは人気がある、ボーム&メルシェ『ケープランドクロノグラフ』

2016年9月23日更新
ボーム&メルシエのについて斉藤由貴生が執筆。本記事ではとを比較し現在相場を考察。このでの変動は0万円の値上がりだった。

についての考察()

ボーム&メルシエというブランド。強いブランドをいくつもかかえるリシュモングループかつ1830年創業という歴史ある存在。であるにもかかわらず、実際のライバルはオメガタグホイヤーといったところで、多分それはブランド自らが意識している位置づけだと思います。しかし、リシュモンはその価格帯に弱いのか、オメガタグホイヤーの影に隠れるどころか完全に印象が薄いというのがこのボーム&メルシエのもったいないところだと思います。

ボーム&メルシエと書きますが、「ボーンメルシー」と発音する人が多いこのブランド。

かつては(今もかもしれませんが)デパートの外商が積極的に売っていたため、年配の女性陣などにも知名度の高いブランドです。

しかし、これ、時計店にはほとんど置かれていない印象。オメガタグホイヤーの横にあってもいい感じもしますが、置かれているのをほとんど見たことがありません。

ただ、2000年前後にドンキホーテが時計に力を入れていた頃は、スピードマスターデイトの横にこのケープランドのステンレスモデルが似たような価格帯で売っていましたがあまり目立った感じはしませんでした。

そんなステンレスモデルに対して、下記は定価140万円というケープランドの特別な限定モデル

ボーム&メルシエ¥51,040〜¥1,210,000(2024年12月3日現在)

ギョーシェ文字盤とバーインデックスが通常のケープランドより高級感を演出しているこのモデル。

当時これを見てステンレスモデルにもバーインデックスがあれば良いのにと思った記憶があります。

通常のケープランドが10万円台の相場なのに対してこれは革ベルトでも30万円台。

ハミルトンもそうですが、ボーム&メルシエの金無垢モデルってなかなか好印象な感じがします。

そう感じる人はなかなか多いようで、ホワイトゴールドモデルは結構すぐに売れてしまっています

そこで一つ思ったのですが、いっそのことボーム&メルシエラインナップすべてを金無垢にしたらどうでしょうか。

金無垢専門のお買い得ブランドとして、オメガに対抗したら面白いと思うのです。

オメガよりちょっと高いぐらいで金無垢モデルを販売する。

そうすれば、オメガに対して明白に対抗できる要素となりそうですし、ユーザーからしても

  • ボーム&メルシエ(ホワイトゴールドクロノグラフ)
  • オメガスピードマスター
  • タグホイヤーカレラ
  • という相図はかなりそそられると思います。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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