ロレックス116世代の特徴としては、5桁や126世代では採用されない要素がある点です。
116世代は2004年から始まったといえますが、その幕開けとなったデイトジャストには「赤/黒色デイト」が採用。これは、1950年代頃までのロレックスにみられたものの、近代的なモデルでの採用事例は116世代にしかありません。
そして、116世代が登場した際、その“目玉”といった存在感だったのがターノグラフ。ターノグラフには、5桁では絶対に採用されなかった要素があるのですが、それはざっくり以下の通りであります。
ちなみに、ピンクゴールドは2005年頃から“ローズゴールド”に変更となり、その後はエバーローズゴールドに変化。ですから、実はピンクゴールドコンビはレアであります。
そして、こういったレア要素満載なターノグラフには、特に希少なモデルが存在。
それこそが、日本限定モデルなのですが、通常とは“何”が違うのかというと、『赤』の部分が『緑』になっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年3月 の安値 |
2023年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
ターノグラフ 日本限定 白文字盤 116263 |
中古 | 2年 4ヶ月 |
¥1,398,000 | ¥2,880,000 | 1,482,000 | 206.01% |
日本限定ターノグラフは、YGxSSコンビの116263に設定され、白文字盤と黒文字盤が存在します。
この日本限定モデルは2018年の段階で、「相対的に高値」というポジション。当時、通常の116263が66万円程度だったのに対し、日本限定となると約134万円と「倍以上」もしたのです。
ただその後、日本限定ターノグラフの“伸び”は芳しく無く、2021年3月時点でも約139万円という水準。2018年と2021年水準が“ほぼ変わらなかった”わけです。
しかし、そんな日本限定ターノグラフは今、びっくりするぐらい高値という状態に変化。
現在水準は288万円と、2021年3月水準の2倍という状況となっており、希少な日本限定モデルらしい伸びとなっているのです。
なお、2022年春⇒現在といえば、人気モデルの多くが『値下がり』となっていますが、ターノグラフについては全体的に上昇している様子があります。
そういった意味で日本限定の現在水準は、過去最高値更新といって差し支えないと思います。