第2世代アクアノートには、ラージとエクストララージがありますが、ラージのほうは早い段階で生産終了。また、ラージにはブレスレットモデルが用意されれず、SSの5165A-001のみの展開となっています。
そういったことから、近年、ラージの5165A-001はレアとされ、2020年頃の相場はエクストララージの5167/1A-001よりも高い状態でした。
また、2022年上半期も目立った上昇となっており、2022年5月にいたっては、940万円台という水準に達していたわけです。
そんな5165A-001でありますが、2022年春⇒2023年現在では値下がりしている様子。
現在水準は約745万円となっており、2022年5月水準と比べると198万円もの下落となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年5月 の安値 |
2023年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
アクアノート 5165A-001 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥9,438,000 | ¥7,458,000 | -1,980,000 | 79.02% |
そして興味深いことに、値下がりした結果5165A-001の現在水準は、5167/1A-001と同水準となっているのです。
2020年以降、5165A-001は5167/1A-001よりも高値といった相場となっていましたが、現在の様子を見ると、5167/1A-001と同じといったところ。
本来、5167/1A-001は、5167A-001や5165A-001と比べて高値という傾向があるわけですが、近年の“ラバーベルト人気”と“5165A-001はレア”ということが相まって、第2世代アクアノートでは5167/1A-001が最も安価という状態が2020年頃から見られたといえます。
ですから、5165A-001と5167/1A-001が同水準というのは、アクアノートにおける価格序列変化という側面があるわけです。