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現在相場考察

2016年3月水準の3倍以上、サントスガルベW20018D6

2023年8月18日更新
カルティエのサントスガルベW20018D6について斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年3月の安値と2023年8月の安値を比較し現在相場を考察。この7年5ヶ月での変動は¥264,880だった。

サントスガルベ W20018D6についての考察(2023年8月)

2022年からサントスガルベのLMサイズが高くなっていますが、自動巻モデルの現在水準は、40万円後半か、50万円前後といった状態にまで達しています。

サントスガルベのLMサイズは、日本のバブル期頃「カルチェ」といって親しまれたといえますが、逆にそういったことが2010年代中盤頃までネガティブに捉えられており、中古相場は安価。自動巻モデルは約25万円クォーツモデルに至っては、約11万円で購入可能だったのです。

しかし今、サントスガルベへの評価は2010年代中盤とは比べ物にならないぐらい高く評価されています。

そして、2016年3月時点で約11万円で購入可能だった、サントスガルベLMサイズのクォーツモデル、W20018D6は今、なんと約38万円という水準に達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年3月
の安値
2023年8月
の安値
変動額 残価率
カルティエ
サントスガルベ
W20018D6
中古 7年
5ヶ月
¥116,600 ¥381,480 264,880 327.17%

実は筆者、2016年3月にこのW20018D6の記事を書いた際、実際に購入したいと思っていたのですが、結局買わなかったという経緯があります。

その時、このW20018D6を買っていれば、今にかけて「使って⇒楽しんで⇒価値3倍」という体験ができたことになります。

「欲しい」と思ったならば「買ったほうが良い」という事例がまた増えたと思っている次第です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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