近頃、徐々に注目されていると感じられるゴールデンエリプス。
2019年頃まで、ゴールデンエリプスは「パテックフィリップ全体」を最安値から見た場合、最安値あたりに位置している印象だったといえます。
そして、『機械式&メンズ』として見た場合、最も安価なパテックフィリップといえたわけで、手巻きの3848Gなどは、50万円台で購入可能だったほどでした。
しかしながら、現在のゴールデンエリプス相場では3848G(革ベルトモデル)は100万円以上という水準になっているわけで、かつてのように「パテックフィリップ最安値」に位置するというわけではなくなっている印象があります。
そんなゴールデンエリプスでありますが、自動巻モデルの相場は以前から高値。手巻きが50万円台で購入可能という時期でも、自動巻となると110万円以上だったわけです。
そして、自動巻の中でも2005年にデビューした世代は特に高く、中でも高かったといえるRGモデル、3738/100R-001は160万円以上という価格帯となっていました。
さて、そういったことを考慮して、現在の3738/100R-001の様子を見てみると、なんだかお得感があるようにも感じてしまいます。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年5月 の安値 |
2023年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ゴールデンエリプス 3738/100R-001 |
中古 | 3年 4ヶ月 |
¥1,925,800 | ¥2,420,000 | 494,200 | 125.66% |
3738/100R-001は、2017年時点で160万円台となっていたわけですが、現在水準は242万円という状態であります。
2020年5月⇒現在における値動きは約49万円の上昇となっており、これまで記事でお伝えした3738/100R-001の変化としては最も派手であります。
ただ、2017年時点で50万円台だった3738が現在までに2倍といった変化をしているのに対し、この3738/100R-001は同期間で1.5倍といった変化。ですから、現在のゴールデンエリプスの状況を考慮すると、この3738/100R-001は魅力的に感じるといえるわけです。