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阿部泰治のパテック論 ~第179回~ 新ムーブメント搭載の希少品! 『アクアノート』「Ref.5168G-010」をご紹介!

2023年10月8日更新

ここのところ”ラバーベルト”仕様のモデルをお求めの方が多く増えて来ており、入荷しても即販売へと至っている状況が続いています。そんな中、ラバーベルト人気の中心にいると言っても過言ではない『アクアノート』の希少かつ、人気の高いモデルが入荷していますので、今回はそちらをご紹介していきたいと思います。ぜひとも最後までご覧ください!

【目次】
◆ 「Ref.5168G-010」 『アクアノート』ジャンボ 18KWG
◆ まとめ

「Ref.5168G-010
アクアノート』ジャンボ 18KWG

ケース径42.2mmの通称”ジャンボ”サイズに、カーキグリーンの文字盤、同色のコンポジット素材のラバーバンドを備えて、2019年に登場した『アクアノート』「Ref.5168G-010」。

マット調の文字盤はミリタリーテイストで、上品な服装にもカジュアルな服装にもマッチする、従来の【パテックフィリップ】ではあまり見掛けることのなかった仕上がりの文字盤となっています。


*左:Ref.5168G-010 右:Ref.5168G-001

今回ご紹介の「Ref.5168G-010」に先行して、2017年に『アクアノート』生誕20周年記念モデルとして販売されていた「Ref.5168G-001」と見比べればお判りいただけるかと思いますが、こちらは光沢感のある仕上がりとなっていますので、【パテックフィリップ】の新しい試みであったとも言えますね。

観音開き式のDバックルを搭載していますが、両サイドにあるプッシュボタンを押すことで着脱が容易になっています。こちらの仕様は、2018年発表の”ジャンボ”サイズのクロノグラフモデル「Ref.5968A-001」から採用されていますが、実用性が上がったと、愛好家の間では評価が高くなっております。もちろん旧仕様とはデザインも異なりますので好みは分かれるかと思いますが、高級感は明らかに増したように感じます。

こちらの個体には、『アクアノート』では流通量が非常に少ないとされている、ハック機能付き(秒針ストップ)の「Cal.26-330 S C」を搭載しています。それまでのムーブメントから日付変更の禁止時間帯が無くなったため、利便性がグッと向上しています。

ちなみに、2019年以降に製造された『ノーチラス』「Ref.5711」にもこちらの「Cal.26-330 S C」は搭載されていますが、『アクアノート』では2021年または2022年以降に製造された個体から搭載されたと言われており、非常に数が少ないのです。

保証書日付は2023年。付属品は完備、個体は新品と言っても良い程の状態を保った未使用品となっており、ラバーバンドもサイズ調整のカットが一切入っていない素晴らしい個体となっております。

気になる販売価格は、13,585,000円(税込)

新ムーブメント「Cal.26-330 S C」搭載の希少個体かつ、状態も未使用品でこの値段というのは、市場を探していただいても「絶対に見つからない!」と自信を持って言わせていただきます!

また、サラッとお伝えしてしまいましたが、ラバーバンドが未カット状態というのも非常に珍しく、私も極僅かしか見たことがございません。さらには、2022年6月頃から国内正規販売店で販売された時計には、保証書が付属していないことも多くございますが(販売店で保証書をお預かりしているケースがほとんど)、こちらはなんと!しっかり付属しているのではないですか!

こんなに魅力的なポイントが詰まった個体というのは、後にも先にも出てこないのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

カーキグリーンの文字盤やラバーバンドは、これからの季節にはまさにピッタリのカラーであり、もちろん一年を通してみても使用しやすく、美しい仕上がりとなっていますので非常にオススメです。また、このような見事な状態で市場に出てくるのは極めて稀ですので、お探しの方はこの機会でのご購入を強くオススメいたします!既にお問合せもいただいていますので、気になる方はお早目のご連絡をお待ちしております!

気温の変化が激しくなっていますので、体調には十分お気を付けて当店まで遊びに来ていただけたら幸いです!

ではまた!

この記事の執筆者
阿部泰治
コミット銀座 店主 銀座著名店で長きに渡り高級腕時計を取り扱い、2016年1月、コミット銀座を創業。 ロレックスやパテック・フィリップをはじめとした希少品やコレクターズアイテムを多数扱う実績を持つ。 時計本来の価値、時価を判断し、委託手数料の業界最安値水準を確立。
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