2021年3月にモデルチェンジしたエクスプローラー2ですが、その際登場した226570は、前モデルの216570と見た目の差がほぼないといえます。
216570は、生産終了が発覚した時点で相場が急上昇しましたが、その後は下落。新旧の見た目が変わらない場合、こういったケースは珍しくないといえます。
ちなみに、216570は、2021年4月に約130万円となった後に110万円程度にまで値下がりしたわけですが、その後は回復。現在水準は2021年4月と同等となっています。
216570の値動きがそういった状態であるため、新作、つまり226570の相場もそこまで伸びないのではないかという印象になります。
しかし、226570を見ると、実は優秀という側面が存在。
というのも、226570の現在中古相場がデビュー年の新品実勢価格を上回っているからです。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年11月 の新品実勢価格(安値) |
2023年10月 の中古安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
エクスプローラー2 白文字盤 226570 |
新品 | 1年 11ヶ月 |
¥1,639,000 | ¥1,718,000 | 79,000 | 104.82% |
今回取り上げたのは白文字盤ですが、デビュー年である2021年11月の新品実勢価格は約163万円となっていました。
なお、226570のデビューは3月ですが、実際に市場に流通するのが秋頃であるため、参考とする“デビュー年の新品実勢価格”は11月としています。
そして現在、226570白文字盤の中古ボトム価格は約171万円。デビュー年の新品実勢価格よりも7万円以上高値となっているのです。
2021年11月といえば、『2022年春の急上昇のプロローグ』といった感覚。当時すでに“結構な上昇”となっているモデルが多かったため、現在では“2021年11月よりも安価”というモデルが珍しくありません。
まして、226570は当時「デビューしたばかり、なおかつ新品」という条件だったわけですから、現在の中古相場が“それよりも高値”というのは優秀だと思うのです。