ロレックスといえば、オイスター系の印象が強いですが、実はオイスターとチェリーニという2本立てでありました。
“ありました”というように、そのようなラインナップ構成は今年変更となっており、チェリーニは廃止。後継シリーズともいえる1908がデビューしています。
さて、そんなチェリーニでありますが、筆者が長らく注目していたのが「プラチナ素材にシェル文字盤」という内容の5240/6。
これには、オイスター系で人気要素となっている「3」と「9」のアラビア数字が採用されていたり、文字盤の一部には通称“コンピュータ”といわれている柄が施されているなど、オイスター系の人気要素が散りばめられているのです。
そういったことから、この5240/6というチェリーニが好きなのですが、これまでの相場は70万円台といったところ。
プラチナケースのロレックスとしては破格ともいえる水準でした。
そんなチェリーニの5240/6でありますが、現在水準は108万円となっており、かつてよりも値上がり状態。
前回、この5240/6をお伝えした2021年8月の約72万円に対して、35万円ほどの上昇となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年8月 の安値 |
2023年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
チェリーニ チェリニウム 5240/6 |
中古 | 2年 3ヶ月 |
¥728,000 | ¥1,080,000 | 352,000 | 148.35% |
この5240/6、最初にお伝えしたのは2016年10月でありますが、その際の水準は約61万円でした。
そして、次にお伝えした2018年10月時点では約80万円となっていた経緯がありますが、2021年8月時点では約72万円だったため、「2021年水準が2018年水準よりも安価」という状態だったわけです。
2021年といえば、多くのモデルが“上昇”といった様子となっており、その時期「2018年水準を下回る」というのは稀。
そんな5240/6が今回、100万円以上という水準になったわけですが、これはこれまでの5240/6において最も大きな動きだといえるかと思います。