6桁リファレンス時代のサブマリーナといえば2010年に出たイメージがありますが、金無垢のデビューは2008年。先に金無垢から新しくなっていくというのはGMTマスターもデイトナも同じなのですが、ステンレスの印象が強すぎてたまに再確認しないとついつい忘れてしまう事実です。ただ、この金無垢サブマリーナ、デビューしてから今年で8年になりますが、最近出た新作並に売買事例が少ない時計です。
この時計、値上がり額は約50万円。確かに立派な値上がり額なのですが、実は他のスポロレと比べるとインパクトは弱いという見方もできるでしょう。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2013年4月 の安値(ヤフオク) |
2016年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116618LB |
中古 | 3年 6ヶ月 |
¥1,851,000 | ¥2,373,840 | 522,840 | 128.25% |
この時計はまさしく青サブの金無垢の最新型。スポロレの金無垢モデルでもかなり人気要素高めかつインパクトの強い時計です。
しかし、これより3年前に出たGMTマスター2の金無垢モデルの緑文字盤のほうはこれより現状相場が高い上に、過去相場と比べて約100万円の値上がり。
コンビだと青サブのほうが高いのに、金無垢になるとGMTマスターのほうが高いという現象が起こっているのです。
金無垢の場合、この青サブはそのインパクトからなのか、最初から人気が高いという状態。つまり、全体的にロレックスが安かった時期でも比較的高かったのです。
一方のGMTマスター2は全体的にロレックスが安かったときに他のロレックスと連動して安値状態。ちなみに、2012年前後の両者の価格差は約30万円金無垢青サブのほうが高く、2016年の価格差は約16万円GMTマスター2のほうが高いという感じです。
ただ、本記事の金無垢青サブ116618LBの安値は他の個体と比べて約20万円ほど安いため、相場の平均値はもう少し上と考えても良いかもしれません。
ということで、過去相場と比べて約50万円ほど値上がり中の116618LBですが、他の金無垢ロレックスとの差、同じ116618LBとの現在価格差を考えると、実は買いな腕時計だという評価も見えてきます。