デイトナのメテオライト文字盤には、2003年に登場した“初代”と、2021年に登場した“2代目”があります。
初代のメテオライト文字盤は、WGモデルにしか用意がなかった一方、2代目ではYGやRGにもラインナップ。ただ、2代目は2021年登場後、すぐに生産終了となったため、中古相場では、2代目メテオライト文字盤のほうがかなり高値となっています。
なお、注意しなければならないのは、116509のメテオライト文字盤には初代も2代目も存在するという点です。
116509は2004年に“デイトナ初のWGブレスレットモデル”として登場しましたが、2016年にYG等がモデルチェンジをしたタイミングでも型番が変わらず。そのため、2021年というタイミングでも現行だったため、2代目メテオライト文字盤が116509にも存在するわけです。
さて、今回取り上げるのは初代のメテオライト文字盤。前回、このメテオライト文字盤を取り上げたのは、2023年6月ですが、その際は728万円となっていました。
メテオライト文字盤(初代)は、2022年5月時点で902万円という水準でしたから、2023年6月時点では170万円以上の値下がり状態だったわけです。
そんな116509のメテオライト文字盤(初代)でありますが、現在水準はどうなっているかと、その答えは600万円。さらなる値下がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年6月 の安値 |
2024年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ メテオライト文字盤(初代) 116509 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥7,280,000 | ¥6,000,000 | -1,280,000 | 82.42% |
この7ヶ月間で116509メテオライト文字盤(初代)は128万円の値下がり状態。残価率は約82%という数値であります。
近頃といえば、“2023年9月からの上昇”というトレンドがあったわけですが、このメテオライト文字盤は、2023年6月⇒2024年1月という期間でこういった規模の値下がりとなっているのです。
ちなみに、現在116509のメテオライト文字盤(2代目)は1694万円という水準。同じメテオライト文字盤でも初代が600万円で購入可能な一方、2代目はそれに1000万円プラスしないと買えない、という状態であります。
とはいえ、その2代目メテオライト文字盤をもってしても、実はこの7ヶ月間で値下がりとなっている様子。2023年6月時点で2代目メテオライト文字盤は2100万円でしたから、この間で406万円の値下がりとなっているのです。
2023年9月から「上昇」という様子があったわけですが、このところ再び「値下がり」といった動きが目立つようになっていると感じます。