このところ、世代問わずパネライの中古相場が伸びている印象がありますが、今回お伝えするPAM00231もまた値上がりしている事例の1つであります。
これは、2005年に出たラジオミールベースのK18モデルでありますが、前回お伝えした2019年10月時点では約107万円といった状態でした。
それが今では約159万円。2019年10月⇒2024年1月の4年3ヶ月間で約51万円の上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年10月 の安値 |
2024年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オフィチーネパネライ
ラジオミール PAM00231 |
中古 | 4年 3ヶ月 |
¥1,077,840 | ¥1,595,000 | 517,160 | 147.98% |
ラジオミールベースは、2005年に「ルミノールベース」のラジオミール版といった立ち位置で出たモデル。
それまでのラジオミールは、「パネライの最高峰」といったキャラクターだったわけですが、このラジオミールベースの登場をもって、ラジオミールはルミノール系と変わりない立ち位置になったといえます。
しかしながら、このラジオミールベースには、高級時代のラジオミールの面影を残す部分が存在。それが、このPAM00231といったK18モデルが存在するという点であります。
同じ「ベース」でもルミノールベースにはK18モデルが通常ラインナップされていないわけですが、ラジオミールベースにはSSとRGが用意。
ただ、最高級モデル時代のラジオミールとは異なり、この231番のムーブメントにはルミノールベースと変わらない手巻きユニタス系のOP Xが搭載されています。
そういったことからか、中古相場で231番は、103番などよりも若干安価といった傾向があります。
そして、それは今でも変わらず。103番は現在188万円、この231番は約159万円という水準。103番と231番は、どちらも同じような比率で高くなっていると感じます。