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現在相場考察

2017年11月に対して約241万円もの値上がり、サクソニア105.022

2024年4月26日更新
ランゲ&ゾーネのサクソニア105.022について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年11月の安値と2024年4月の安値を比較し現在相場を考察。この6年5ヶ月での変動は¥2,418,000だった。

サクソニア 105.022についての考察(2024年4月)

文字盤上部に存在するアウトサイズデイト、中央には大きく「ランゲ&ゾーネ」と表記、そして下部にはスモールセコンド。このシンプルな組み合わせながら、大きな個性を感じさせるサクソニアは、とても魅力的なモデルだといえます。

しかし、前回この105.022を取り上げた2017年11月時点では、約115万円という水準。当時の記事でも触れたように、105.022115万円というのは2017年時点の感覚でも「相対的に安い」といえのです。

2017年において、105.022はいくつかの中古個体が存在。また、いつでも中古在庫があるといった感覚があ、珍しい存在という印象ではありませんでした。

それが、2019年頃から中古相場から在庫が消滅。

今や105.022は、あまり見かけないモデルとなったわけです。

そして今、久々に105.022が出現しているわけですが、その価格はどうなっているかというと、なんと約357万円といった状態。

前回105.022をお伝えした2017年11月水準に対して、約241万円もの値上がりとなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年11月
の安値
2024年4月
の安値
変動額 残価率
ランゲ&ゾーネ
サクソニア
105.022
中古 6年
5ヶ月
¥1,152,600 ¥3,570,600 2,418,000 309.79%

2017年11月⇒現在にかけての105.022の残価率は約309%約3倍といった状態になっているのです。

ランゲ&ゾーネは、2015年から2020年頃まで長らく値動きしなかった傾向がありましたが、2021年からランゲ1を中心に値動きするように変化。

そして、2022年には“さらなる上昇”となっており、ランゲ1の中古相場は現在、ざっくり400万円前後といったところになっているといえます。

ちなみに、2020年頃まで、ランゲ1で最も安価な中古相場となっていたのが101.021で、何度も200万円割れといった状態が見られました。しかし今では、約377万円~といった状態であります。

特に2022年から全体的に高値となったランゲ&ゾーネであるため、筆者としてもサクソニア105.022がどうなっているか気になっていたのですが、「他のランゲ&ゾーネに負けていない」状態となっていたことが分かったといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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