腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

300万円割れ、ロイヤルオークオフショア25940SK.OO.D002CA.02

2024年5月1日更新
オーデマピゲのロイヤルオークオフショア25940SK.OO.D002CA.02について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年10月の安値と2024年4月の安値を比較し現在相場を考察。この1年6ヶ月での変動は¥-252,000だった。

ロイヤルオークオフショア 25940SK.OO.D002CA.02についての考察(2024年4月)

14790STが現行だった時代、このオフショアの25940SK.OO.D002CA.02は、「ずいぶん高いSSモデル」といった印象があったといえます。

というのも、2002年ごろにおいて、25940SK.OO.D002CA.02の相場(当時は新品実勢価格)がSSモデルの中で最も高値な部類だったからです。

14790ST(青文字盤)が55万円程度で購入可能だったのに対し、この25940SK120万円以上。ちなみに、ノーチラス3710/1A約87万円アクアノート5065/1A約92万円だったため、25940SKは抜きん出て高いラグスポだったといえます。

しかしながら、2010年代になると相場は逆転。現時点で、青文字盤の14790ST約409万円となっている一方、前回この25940SKをお伝えした時点では、319万円でした。

こうなったのは、2018年以降ロイヤルオークが中古相場で「伸び」を見せた際、オフショアが反応しなかったからです。

特に2020年8月からはロイヤルオークの伸びが凄まじくなったため、25940SK14790STとの差は伸びる一方でした。

そんなオフショアの25940SK.OO.D002CA.02でありますが、2022年になると目立って上昇へと変化。2021年6月⇒2022年5月で約70万円の上昇となったのです。

その後も25940SK.OO.D002CA.02の上昇は続き、2022年10月時点では319万円に達していました。

2022年といえば、4月以降は値下がりという印象がありますが、この25940SK.OO.D002CA.02については、目立った上昇となっていたのです。

しかし今、2022年からの上昇傾向とは一転して、25940SK.OO.D002CA.02は値下がり傾向へと変化。

現在水準は、約293万円となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります
【希少】AUDEMARS PIGUET オーデマピゲ ロイヤルオーク オフショア クロノグラフ 42mm 25940SK.OO.D002CA.02.A シルバー文字盤 ラバー 黒

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年10月
の安値
2024年4月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオークオフショア
25940SK.OO.D002CA.02
中古 1年
6ヶ月
¥3,190,000 ¥2,938,000 -252,000 92.10%

2022年10月に「300万円超え」となった25940SK.OO.D002CA.02ですが、現在では300万円割れという状態。

現在水準は、2022年10月との比較で約25万円安となっています。

2022年以降、「上昇の勢い」があった25940SK.OO.D002CA.02ですが、その勢いに歯止めがかかった様子になっているといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。