今年、ピアジェが150周年を記念して、ポロ79を発表しました。
ポロは、1979年に出たスポーツウォッチですが、近年はコンセプトが変化。かつてピアジェはステンレスの時計を作らないとしていたのが、今やポロの中心はSSモデルであります。
また、現在のポロは、2016年に「ポロS」として出たものが「ポロ」化したもの。「S」がつくポロは、通常の「ポロ」よりもカジュアルなモデルという棲み分けがデビュー時にされていたのです。
そのようなポロに対して、今年出たポロ79はまさに原点回帰。1979年のポロの復刻版というだけでなく、ノーチラスのライバルといえるオーラとなっています。
そんなポロ79でありますが、定価はなんと1200万円程度といったところ。誰にでも気軽に手が出せるモデルではありません。
しかし、同じYGの旧モデルの中古は、なんと現在187万円で購入可能といった状態。
これは2001年に出た、最後の「ポロらしいポロ」といえる世代でありますが、こういったキャラクターでも200万円以下で購入可能なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2003年12月 の新品実勢価格 |
2024年5月 の中古安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ピアジェ
ポロ G0A26021(27700) |
新品 | 20年 5ヶ月 |
¥1,405,635 | ¥1,870,000 | 464,365 | 133.04% |
この187万円という価格は、K18ブレスレットモデルとしては、とても安価だといえます。
現在、ロレックスの18238は約229万円~、クォーツの19018も約221万円~といった相場。また、このポロと同じ世代の118238となると約362万円~といった相場になっているわけです。
また、オメガのK18シーマスター、2153.80は約184万円。タグホイヤーの6000、WH514は約199万円といった状態です。
オメガ2153.80と同じ世代のSSモデルは約30万円、タグホイヤーの6000のSSモデルについては8万円程度といった価格帯であります。
ですから、K18ブレスレットモデルの相場として、180万円台という価格は「最低ライン」だといえるため、マニュファクチュール、なおかつピアジェというハイブランドのポロが187万円というのはかなりなお得感があるといえるかと思います。