このところ、オイスタークォーツへの評価が高まっており、「同世代の機械式よりも高値」となっている事例をお伝えしてきました。
現在、そのような状態になっているのが、デイトジャストの17000とデイデイトの19018。デイトジャストは、16234よりも17000のほうが高値、デイデイトは18238よりも19018のほうが高値となっています。
そういったことから、今や「オイスタークォーツは機械式よりも高い」となっているケースが全てという印象になるわけですが、実はまだ機械式よりも安価というオイスタークォーツが存在。
それが、コンビモデルの17013であります。
現在、17013はABランク以上個体が約59万円という価格で複数売られている状態。
それに対して、同じ世代の機械式モデルである16013は、現在ABランク以上個体が約62万円となっているため、オイスタークォーツのほうが安いのです。
ちなみに、17013は生産期間が長いため、「同じ世代の機械式=16233」ともいえるのですが、そちらは現在約74万円といった状態。5桁デイトジャストはすでに70万円以上となっているわけですが、それと比べると、約59万円で購入可能という17013は安いと感じてしまいます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年1月 の安値 |
2024年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトジャスト オイスタークオーツ 17013 |
中古 | 6年 5ヶ月 |
¥289,440 | ¥598,000 | 308,560 | 206.61% |
なお、17013を前回お伝えしたしたのは2018年1月。6年も記事で取り上げてこなかったわけですが、その間に約30万円ほど上昇したということになります。
2018年1月時点で17013は約28万円だったわけですが、当時の機械式デイトジャストは30万円以上でないと購入できないといった感覚がありました。
他のオイスタークォーツ含め、かつては「オイスタークォーツ相場は機械式とは違う(特に安い)」というようになっていたわけです。
しかし今では、オイスタークォーツは機械式よりも高値といった評価に変わったといえます。
17013は、2018年1月水準に対して2倍以上といった評価になったものの、『機械式よりも安価』となっているため、実はお得感があるという面があるのです。