2022年6月に90万円台に達していた初代ロレジウムの168622。
これは、約35mmといったケースサイズのボイーズサイズモデルですが、スポーツ系でこういったサイズが展開されているのはヨットマスターのみであります。
また、この世代にはレディースサイズも展開されており、メンズ・ボイーズ・レディースとフルラインナップがなされていたのです。
168622は、ボイーズサイズということもあり、本来の定価や当時の新品実勢価格を考慮すると、中古相場はそこまで高くありません。また、2021年からは「2年ぐらい値動きしない」という状態も見られました。
ですから、2021年12月ではさすがに安価といった様子があったため、それを指摘したのですが、その半年後に見事に上昇。90万円台という相場になったのです。
さて、それから2年以上が経過したわけですが、現在の168622の様子はどうなっているか。
その答えは、約89万円。168622は、再び「2年ぐらい値動きしない」という状況が起こっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年6月 の安値 |
2024年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
ヨットマスター 168622 |
中古 | 2年 3ヶ月 |
¥913,000 | ¥899,999 | -13,001 | 98.58% |
2022年6月時点において、168622のメンズサイズ版である16622は約120万円となっていました。そして、現在の16622は120万円台後半といえる状況。
つまり、16622は2022年⇒2024年で変化している一方、168622は変化なしとなっているのです。
また168622は、プラチナベゼル+プラチナ文字盤という内容でありますが、当時のロレジウムはコンビよりも高値といった位置づけになっていました。
しかしながら、168622の現在水準は、5桁のスポーツ系で「下から2番目ぐらい」といった状況。
最も安価なスポーツモデルがエクスプローラー。その次がエクスプローラー2の16570といえるのですが、この168622は16570とほぼ同水準。
かつての新品実勢価格を考慮すると、168622にはお得感があるといえます。