筆者が個人的に好きな、5桁世代のオイスターパーペチュアルの14203M。このグレー文字盤は、現行だった時代からエクスプローラーの114270などと「兄弟的なモデル」と扱われることが多かったのですが、そういったキャラクターの近さからか、何年も前から中古相場が近いという傾向があります。
時期によっては、14203Mのほうが高いこともある一方、前回14203Mをお伝えした2022年時点では「エクスプローラー水準に追いついた」といったところ。つまり、2022年時点では5桁世代のエクスプローラーよりも安価となっていたのです。
そんな14203Mでありますが、現在水準はどうなっているかというと、そのボトム価格は80万円といった状態。
エクスプローラーは、少し前に114270が「あと一歩で80万円台」といった状況になっていましたが、依然として80万円台になったことがありません。
それに対して、オイスターパーペチュアルの14203Mは80万円台となっているわけですから、久々に「オイスターパーペチュアルのほうが高い」といった様子が見られることになります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年8月 の安値 |
2024年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
オイスターパーペチュアル 14203M |
中古 | 2年 1ヶ月 |
¥697,928 | ¥800,000 | 102,072 | 114.63% |
記事では、2017年から「14203M(14203)と114270(14270)の関係」を追っていますが、これまでのところ、「エクスプローラーのほうが高値」といった時期のほうが長いといえます。
ちなみに、前回「オイスターパーペチュアルのほうが高値」となっていたのは2021年ですが、その後エクスプローラーは、再度オイスターパーペチュアルより高い水準になった経緯があります。
そういった意味では、今後、これまでの事例のようにエクスプローラーが再びオイスターパーペチュアルを抜かすのかどうかが気になるところだといえるでしょう。