オメガは2018年頃から「限定モデル」を中心に値動きするようになった経緯がありますが、その初期の段階で「目立った上昇」となっていたのが、マルイ限定のスピードマスター3510.21であります。
このモデルは、スピードマスターのリデュースド。2009年時点では約12万円といった水準だったわけですが、当時は『通常モデルよりも若干高値』といった程度でした。
それが2018年になるとマルイ限定の3510.21は50万円台といった相場に変化したわけで、ムーンウォッチ含め、他のスピードマスターよりも「すごく高値」といった価格帯に変貌したのです。
その後も3510.21は順調に上昇し、2021年には70万円台、2022年には80万円台といったように、年々価格ステージが変化していく様子がみられました。
そして、前回お伝えした2023年7月時点で3510.21は約93万円に到達。2022年⇒2023年でも価格ステージの変化を達成したのです。
では現在、マルイ限定の3510.21はどういった水準かというと、約99万円といった状態。(ABランク以上のボトム価格)
2023年7月水準に対して上昇はしているものの、2023年⇒2024年では価格ステージの変化がまだ見られない状況であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年7月 の安値 |
2024年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター マルイ限定 3510.21 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥934,780 | ¥999,900 | 65,120 | 106.97% |
3510.21は、あと一歩で100万円という状態であるわけですが、仮に3510.21が100万円台となったならば、2023年⇒2024年でも順調に価格ステージ変化がおきたということになります。
それどころか、2009年時点で12万円程度といった水準だったモデルが100万円台となるのは大きなニュース。
まだ、3510.21が100万円以上に到達するかはわかりませんが、もしそうなったならば「中古腕時計史に残る出来事」となることだと思います。