復刻モデルとして2番目に登場したモナコ。1996年に発売されたカレラが後に限定解除されたのとは異なり、1998年に登場したCS2110はそのまま5000本限定として生産終了となりました。
1990年代後半といえば、「ロレックスブーム」と呼ばれた現象があったわけですが、当時、この世代のカレラとモナコは、時計ファンから一定の認知があったといえます。
当時中学生だった筆者は、カレラ派だったのですが、その頃の“大人”はモナコ派が多かったと記憶しています。
また、2000年前後といった時期の中古相場もカレラCS3110よりもモナコCS2110のほうが高く、モナコのほうが人気という印象でした。
しかし今、中古相場では、この時代のカレラとモナコとの間に大きな差が存在。
現在、カレラの多くは、60万円以上といった価格帯に達している一方で、このモナコCS2110は30万円台後半といった状態なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年4月 の安値 |
2024年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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タグホイヤー
モナコ CS2110 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥338,000 | ¥388,000 | 50,000 | 114.79% |
前回、このCS2110をお伝えしたのは2023年4月ですが、その時点では約33万円。それに対して現在水準は約38万円ですから、値上がりしている状態であります。
しかしながら、その変動は1年半で5万円といった規模。カレラに全く追いつけていないといえます。
なお、筆者は2000年にCS3110を購入しましたが、当時明らかにこのCS2110のほうが高値だったことを記憶しています。
そんなCS3110は現在約60万円ですから、約38万円というこのCS2110はだいぶ安価に感じます。
当時の記憶がある筆者としては、現在このCS2110がとても狙い目な存在に思えて仕方がありません。