ロレックスといえば、モデルチェンジの周期が約20年と長い傾向がありますが、2000年に6桁リファレンスの新デイデイトが登場してからたった8年後の2008年に登場したのがこのデイデイト2です。
2000年に登場したデイデイトの一部モデルはは2016年現在でも“デイデイト36”として現行モデルであるため、長寿モデルの例にもれないのですが、これまで1種類しか無かったデイデイトに「2」が登場したため、若干混乱した印象がありました。
デイデイト2の特徴はなんといっても大きいこと。
41mmというケースサイズはスポーツモデルであるサブマリーナより大きく、従来の常識であれば考えられないケースサイズです。
また、ベゼルが非常に分厚く、より一層ボリューム感を演出しています。
そのデイデイト2の中で、最も注目されているのがこのプラチナのアイスブルー文字盤です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年11月 の安値(ヤフオク) |
2016年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイデイト2 アイスブルー 218206 |
中古 | 4年 1ヶ月 |
¥2,615,000 | ¥4,480,000 | 1,865,000 | 171.32% |
アイスブルー文字盤といえば、2000年に登場した6桁デイデイトより採用されたプラチナ専用色なのですが、その美しい色合いからデイデイトの中における“有名なモデル”として2000年代前半より君臨するモデル。
そのモデルのよりデラックスなバージョンとして、デイデイト2のアイスブルー文字盤は、どの時期でも6桁リファレンスより頭一つ高いという傾向があります。
そんなデイデイト2ですが、2015年にデイデイト40が出たことにより生産終了の模様。
2008年に「2」が登場し、2015年には、
- デイデイト36(2000年に登場した6桁モデル)
- デイデイト40
というようにテコ入れされました。
筆者個人の印象としては、デイデイト2の見た目にはちょっと違和感を感じたため、36を単に大きくしたような見た目のデイデイト40には好感をもっています。
ただロレックスの場合、時がたつにつれ、「かつて変だと思ったものがよく見える」という傾向があります。
そして、このデイデイト2は2008年から7年ほどしか作られなかった短命モデルとなるとその希少性はなおさらです。
現時点でも実際値上がり状態で、2012年比ではなんと約186万円の値上がり。
ただしこのデイデイト2、
- キャラクターが特殊
- 値段が高い
ということにより、取引価格にばらつきがあり相場を見極めるのが難しい時計。
とはいえ、値上がり額の半分が誤差だとしても93万円の値上がりです。
よってこのデイデイト、安い時期でも260万円以上と非常に高価な時計ですが、なかなかすごい値上がりをもたらしてくれるモデルです。