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現在相場考察

10万円未満で購入可能、レッタンゴロRTC49S白文字盤

2024年11月8日更新
ブルガリのレッタンゴロRTC49Sについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年8月の安値と2024年11月の安値を比較し現在相場を考察。この7年3ヶ月での変動は5万7800円の値下がりだった。

レッタンゴロ RTC49S 白文字盤についての考察(2024年11月)

2000年に登場したブルガリレッタンゴロ

2000年代前半といえば、ブルガリの腕時計が大ブームとなっていた時期でありますが、その頃「最新作」だったレッタンゴロは多くの人から憧れられるモデルだったと思います。

その頃、筆者は高校生だったのですが、友達が「レッタンゴロ欲しい」と憧れていました。今でも、友人が写真を見ながら「レッタン」などと呟いていた記憶が蘇ります。

さて、そんなレッタンゴロでありますが、現在10万円未満という価格帯で購入可能といった状態。

数年前まで、10万円未満で購入可能な選択肢は、今より遥かに多くありましたが、現在ではだいぶ減っています。

そういった最中、レッタンゴロ10万円未満で購入可能となっているわけですから、現在の中古腕時計における「安価な選択肢」の貴重な1本といえるかと思います。

本記事で参考とした中古腕時計

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ブルガリ BVLGARI RTC49S レッタンゴロ クロノグラフ デイト クォーツ メンズ 良品 E#131995

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年8月
の安値
2024年11月
の安値
変動額 残価率
ブルガリ
レッタンゴロ
RTC49S
白文字盤
中古 7年
3ヶ月
¥148,000 ¥90,200 -57,800 60.95%

なお、レッタンゴロにはメンズサイズとレディースサイズサイズがありますが、最も人気だといえるのがメンズサイズ。

角形モデルであるため、型番の数値は「縦方向」を示すのですが、2針のメンズが45mmクロノグラフ49mmであります。

2針のメンズサイズは自動巻、クロノグラフはクォーツとなっているのですが、以前からどちらも同じような水準。現在は、クロノグラフのほうが若干高値だといえます。

しかしながら、そんなクロノグラフRTC49Sをもってしても、現在10万円未満で購入できるわけですから、かつて憧れたという方は検討する価値がある状態だと思います。

更に驚くのは、2017年時点においてこのRTC49S白文字盤が約14万円だったという点。

当時といえば、オメガダイナミック10万円未満の「良い選択肢」といった印象でしたが、そんなダイナミック(5200.50)は現在約20万円といった状態(ABランク以上のボトム価格)。

また、ダイナミックに限らず、2017年⇒2024年現在では上記のような上昇となった事例は珍しくありません。

それに対して、このRTC49S2017年⇒2024年で値下がり状態となっているわけで、2017年に14万円程度という状態だったのが、現在10万円未満。他のモデルと逆行した値動きとなっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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