2000年代前半といえば、ブルガリの腕時計が大ブームとなっていた時期でありますが、その頃「最新作」だったレッタンゴロは多くの人から憧れられるモデルだったと思います。
その頃、筆者は高校生だったのですが、友達が「レッタンゴロ欲しい」と憧れていました。今でも、友人が写真を見ながら「レッタン」などと呟いていた記憶が蘇ります。
さて、そんなレッタンゴロでありますが、現在10万円未満という価格帯で購入可能といった状態。
数年前まで、10万円未満で購入可能な選択肢は、今より遥かに多くありましたが、現在ではだいぶ減っています。
そういった最中、レッタンゴロは10万円未満で購入可能となっているわけですから、現在の中古腕時計における「安価な選択肢」の貴重な1本といえるかと思います。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年8月 の安値 |
2024年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブルガリ
レッタンゴロ RTC49S 白文字盤 |
中古 | 7年 3ヶ月 |
¥148,000 | ¥90,200 | -57,800 | 60.95% |
なお、レッタンゴロにはメンズサイズとレディースサイズサイズがありますが、最も人気だといえるのがメンズサイズ。
角形モデルであるため、型番の数値は「縦方向」を示すのですが、2針のメンズが45mm。クロノグラフは49mmであります。
2針のメンズサイズは自動巻、クロノグラフはクォーツとなっているのですが、以前からどちらも同じような水準。現在は、クロノグラフのほうが若干高値だといえます。
しかしながら、そんなクロノグラフのRTC49Sをもってしても、現在10万円未満で購入できるわけですから、かつて憧れたという方は検討する価値がある状態だと思います。
更に驚くのは、2017年時点においてこのRTC49S白文字盤が約14万円だったという点。
当時といえば、オメガダイナミックが10万円未満の「良い選択肢」といった印象でしたが、そんなダイナミック(5200.50)は現在約20万円といった状態(ABランク以上のボトム価格)。
また、ダイナミックに限らず、2017年⇒2024年現在では上記のような上昇となった事例は珍しくありません。
それに対して、このRTC49Sは2017年⇒2024年で値下がり状態となっているわけで、2017年に14万円程度という状態だったのが、現在10万円未満。他のモデルと逆行した値動きとなっているのです。