116900、126900といった現行世代のエアキングは、この1年ぐらい「上昇」という動きになっている印象がありません。
エアキングは、2016年を境目に「スポーツ系」となったわけですが、これまで「非・スポーツ系」時代のエアキングよりもスポーツ系のほうが圧倒的に高値という傾向がありました。
しかし今、スポーツ系世代のエアキングが値動きしない一方で、非・スポーツ系のエアキングが値上がりしている様子があるのです。
この114210は、2007年デビューの6桁世代における「エンジンターンドベゼル」モデルですが、このところ評価が高くなっている様子があり、今年4月時点で銀文字盤は約74万円に達していました。
114210は、2023年7月において約65万円だったわけですが、それが9ヶ月という期間で60万円台⇒70万円台という変化を遂げたのです。
そして、それから今にかけても114210の勢いは継続。
むしろ、今にかけて勢いが強まっているといえる状況だといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年4月 の安値 |
2024年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エアキング 114210 銀文字盤 |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥744,800 | ¥905,760 | 160,960 | 121.61% |
114210の銀文字盤は、現在約90万円といった状態になっているわけですが、これは4月水準に対して約16万円の値上がりであります。
今回は、8ヶ月間で70万円台⇒90万円台という変化となったわけですが、その結果114210は116900に対しての差を縮めている状態であります。
現在、116900のボトム価格は約104万円であるため、この114210銀文字盤との差は14万円といった状態にまで迫っているのです。
なお、114210銀文字盤が約65万円だった2023年7月時点の116900相場は約99万円でした。
ですから、2023年における114210と116900との差は34万円。それが現在では14万円となっているわけですから、「非・スポーツ系」のエアキングの評価がかなり高くなったということが分かります。
ちなみに、114210全体のボトム価格は88万円(青文字盤)でありますが、それをもってしても116900との差が縮まっていることに変わりないといえます。