スピードマスターには様々な種類がありますが、「ムーンウォッチ」をとってしても多数のラインナップがあります。
というのも、ムーンウォッチには、通常モデルに加えて、裏スケバージョンと革ベルトモデルが存在するから。また、革ベルトモデルにも通常版と裏スケ版があるため、“同じ世代のムーンウォッチ”だけでも4種類が存在するといえるでしょう。
また、世代によっては革ベルト版がなかったり裏スケ版が2種類存在するといったこともあるため、全体像を把握するのは大変です。
さて、今回は現行モデルの「裏スケバージョン」を取り上げたいと思うのですが、この310.30.42.50.01.002というモデルは、現行の「ムーンウォッチ」において“最も高い”存在であります。
現行ムーンウォッチ(8th)の通常版である310.30.42.50.01.001の定価は約100万円(2023年6月)でありますが、こちらの裏スケ版となると定価は約114万円。
定価を基準としても裏スケモデルのほうが14万円ほど高いのです。
また、8thがデビューしたのは2021年ですが、その翌年における新品実勢価格も裏スケのほうが高値。2022年6月の新品実勢価格は、通常版が約64万円だったのに対し、裏スケはなんと約83万円。なんと裏スケのほうが20万円近くも高かったのです。(いずれも安い順の3社平均値)
さて、そんな8thの裏スケモデルである310.30.42.50.01.002の現在水準はどうなっているかというと、約89万円という状態です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年1月 の安値 |
2025年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オメガ
スピードマスター プロフェッショナル 310.30.42.50.01.002 |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥798,000 | ¥898,000 | 100,000 | 112.53% |
2023年1月において、310.30.42.50.01.002は約79万円という中古相場だったのですが、現在では約89万円。
310.30.42.50.01.002は、この2年間でちょうど10万円高といった動きとなっています。
また、310.30.42.50.01.002の約89万円という現在水準は、2022年の新品実勢価格よりも高値。
そういったことからしても、310.30.42.50.01.002は「優秀な動き」となっているかと思います。