2016年3月に約16年ぶりに新型ステンレスモデルがデビューしたデイトナ。
新型デビューというニュースとは裏腹になかなか値上がりしなかった旧型モデルですが、最近やっと値上がり状態となりました。
特に値上がりしたのは16520。
ちょっと前まで約120万円という水準で購入可能だったのに、ここのところ150万円以上という水準まで急激に値上がりしています。
16520といえば、ロレックスとして最後の他社製ムーブメントを搭載するモデルという特徴もあります。
しかもそのムーブメント、単に他社製というだけでなく名機とされるゼニスのエルプリメロ。
よって、5桁リファレンスのデイトナは「エルプリ搭載」としてありがたがられる存在なのです。
まして最近の相場のように150万円という金無垢モデル並の相場だと、その“ありがたさ”がより一層強調されて、エルプリモデル全体が150万円ぐらい出さいないと買えないと思ってしまいそうです。
しかし、すべてのデイトナの中で「何が最も安いのか」と観てみると、意外にも最も安いのはエルプリ搭載のコンビモデルなのです。
同じくエルプリのステンレスモデルが150万円ぐらいする現在において、100万円を切る価格で購入可能なのがコンビのエルプリデイトナ。
通常、ステンレスよりコンビのほうが10万円以上高いというのが当たり前ですが、デイトナの場合はコンビが50万円も安く購入可能なのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年11月 の安値(楽天) |
2017年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ シャンパン文字盤 16523 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥969,840 | ¥989,980 | 20,140 | 102.08% |
最近のデイトナ相場を観ていると、デイトナという腕時計は100万円以上出さないと手が届かないという印象に陥ります。
しかしよく観てみると、まだまだ100万円を切る個体が存在するのです。
昨年8月頃、コンビを問わず、デイトナは全体的に一旦安くなったのですが、その頃16523は80万円台で売られたこともありました。
ステンレスのデイトナには白文字盤と黒文字盤しかありませんが、金無垢以上になると豪華版という扱いになり、シャンパン文字盤という豪華な文字盤が選べるのです。
しかし、その豪華モデルの象徴が、中古相場では不人気とされ安く買うことができるのです。
しかも2016年11月頃よりステンレスモデルが値上がり状態の中、このシャンパン文字盤は相場がほぼ変わらず、相変わらず100万円を切る価格で買うことができるのです。
今の水準で、デイトナが100万円を切るというのはかなり「オトク」という印象が強いと思います。
また、ステンレスの16520が一旦28万円値上がりして、そこからさらに35万円値上がりしたことを考えるとこのコンビモデルも、もう少し値上がりしても良さそうなところ。
よって、エルプリという強い要素を持つデイトナが100万円以下で買える今、これは検討すべきモデルだと考えます。