定価もブランド力も“高級”という印象があるブレゲ。
三雲ブランドと同じぐらいか、その次ぐらいに高級と認識している方が多いように感じます。
そのブレゲの中で、アクアノートやオーバーシーズのような“ステンレススポーツ”枠を担うのがこのアエロナバルとトランスアトランティック。
非常に似ている両者ですが、主な違いはポリッシュかサテンという仕上げの違いとデイト表示の有無です。
ポリッシュで6時位置のデイト表示がないこのアエロナバルは、高級感と若々しさがあって、ロレックスを何本か経験した時計ファンに人気のある時計。
定価は当然100万円以上という水準ですし、時計自体の実力もそれに見合ったもの。
しかし、長らく相場は50万円以下という安い水準が続いており、ブランパンのエアコマンドと比較したくなるモデルです。
最近若干高くなったエアコマンドですが、それに対してアエロナバルはまだ45万円前後で購入可能です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年5月 の安値(ヤフオク) |
2017年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブレゲ
アエロナバル ステンレスブレスレット 3800ST |
中古 | 6年 10ヶ月 |
¥451,500 | ¥459,000 | 7,500 | 101.66% |
45万円程度のものは最安値価格で、基本は50万円ぐらいと考えても良いかもしれません。
とはいえ、50万円以下で購入する難易度は今のところ高くないため、エアコマンドより若干安い相場でしょう。
45万円で購入できた場合、なんと2010年とほぼ同じ水準で購入可能となりますし、50万円程度だった場合でも、2010年との差額は5万円以下という水準。
2010年にこの時計が45万円だった頃、それより下の過価格帯には今となってはこの時計よりだいぶ高い時計がゴロゴロと存在。
例えば、30万円台後半だったシードゥエラーは、スポロレとしては値上がり額が低い傾向ですが、それでも現在60万円程度。
かつては、ロレックスの次に買う「ステップアップ」という印象だったブレゲも、今となっては大概のスポロレより安い存在となっています。
ぐらいしかありません。
この時計、スポロレだとロレジウムと同じぐらい高級に位置する時計ですし、ロイヤルオークなど三雲スポーツのライバルとしても成り立つ存在。
そして、クロノグラフということと定価を考慮すると、デイトナのライバルといっても良いと思います。
しかし、今の水準では16520の3分の1程度で購入可能。
現在の相場から相対的に見ると、ちょっと貯金してポーンと買うのに良い存在かもしれません。