2007年のGMTマスター2のモデルチェンジより、順次モデルチェンジを行ってきたスポーツロレックスのステンレスモデル。
一番の特徴は主に回転ベゼルにセラミック素材を使用している点ですが、昨年登場したデイトナにもセラミックベゼルが搭載されました。
昨年デイトナが新しくなったことから、全てのスポーツロレックスにおけるモデルチェンジが終わったと捉えてよいと思うのですが、2007年から実に9年もの歳月をかけて更新がされたということになりました。
ロレックスブームの際に現行だった5桁リファレンスの多くは1990年前後に一気に登場しているため、モデルチェンジの時期が集中。
それに対して、6桁リファレンスは各モデルのモデルチェンジが分散している傾向です。
実際、同じサブマリーナでもデイトとこのノンデイトではデビュー時が異なります。
サブマリーナデイトの116610LNがデビューしたのは2010年のことですが、ノンデイトの114060は2012年と比較的最近なのです。
2012年はロレックスが全体的に安い時期ですが、114060は出たばかりということもあり50万円以上という相場で新品が販売。
ノンデイトというと5桁時代は、ノンクロノメーターであり、新品実勢価格が30万円以下という廉価な存在だったのが、50万円以上という高いモデルとなったのです。
とはいえ、14060Mはそのシンプルさが良しとされなかなかファンの多いモデル。
また、近頃は4桁リファレンスにおいてデイトよりノンデイトのほうが高値という傾向もあり、ノンデイトは人気モデルとなっています。
ですから、50万円以上という相場でも欲しいと思うのがこのサブマリーナノンデイト。
しかし、なんと今では70万円近い相場まで上昇しているのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年10月 の安値(ヤフオク) |
2017年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ 114060 |
中古 | 2年 5ヶ月 |
¥555,555 | ¥685,800 | 130,245 | 123.44% |
2014年というと既にスポーツロレックスは全体的に高いという印象。
特に114060は2012年に出たばかりですから、本来「割高」という印象で、そこから徐々に価格は落ち着くというのがこれまでの傾向なはず。
しかし、それが2014年と比べて約13万円というびっくりな値上がりを果たしているのです。
そして面白いのはこれでもセラミックベゼルのスポーツロレックスとしては最安値という価格帯。
2014年にロレックスを買うというと、その2年前の2012年と比べてかなり高くなっていたため、割高という印象がありました。
しかし、その時期に買っても10万円以上の値上がりという驚くべき事例が、サブマリーナノンデイト114060という時計なのです。