6桁リファレンス時代のGMTマスターといえば、116710BLNRが最も人気かつ高い相場。
その印象はかつてのエクスプローラ14270を思わせますが、プレミア価格でも50万円以下というエクスプローラに対して、116710BLNRは100万円近い相場。
定価が異なるという事情もありますが、それを考慮しても現行のステンレススポーツモデルが100万円に近い相場になることはこれまでありませんでした。
そうなると、116710BLNRは随分と高いという印象にもなりますが、2014年にデビューしてから3年経った今でもその相場は変わることはありません。
そして、116710BLNRの相場を見ると、コンビモデルとあまり変わりない状況であり、いっその事コンビを買ったほうがお得感があるのではないか、という考えになります。
2016年4月頃における116710BLNRの相場は928000円、それに対しコンビモデルの116713LNは957000円という水準です。
つまり、2016年において両者の相場はたった3万円程度しか変わらなかったのです。
それが、最近はちょっとだけ価格差が大きくなりました。
コンビモデルが値上がりしたのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年5月 の安値(楽天) |
2017年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
GMTマスター2 116713LN |
中古 | 0年 11ヶ月 |
¥957,000 | ¥1,013,040 | 56,040 | 105.86% |
現在、黒青ベゼルの116710BLNRとコンビの116713LNの相場差は約6万5000円。
依然として“少し足してコンビを狙える”という感覚は変わりませんが、1年前と比べてその差が少し大きくなったというのは興味深い点です。
特に、値上がりしたのが大人気モデルである116710BLNRではなく、そこまで注目されていないコンビのほうだったというのが意外です。
ちなみに、6桁リファレンス時代のコンビモデルとして最も高いのは青サブです。
青サブはもとから人気があることに加え、6桁リファレンス時代の特徴であるセラミックベゼルと、色付きベゼルというトレンドを抑えているため、高値傾向というのは納得。光沢感のある後期文字盤のほうが高いのですが、それでも110万円という水準。
GMTマスターの黒青ベゼル116710BLNRとコンビ116713LNを比べると“ちょっと足して買える”という範囲に収まっている印象ですが、青サブと黒青ベゼルを比べるとその価格差は18万円という水準となり、比べる対象ではなく感じます。