シェル文字盤は、その美しさだけでなく、見る角度によってその表情が違うということからも見ていて飽きない存在です。
コレクションの1つとしてシェル文字盤という存在があるだけでも満足感が高くなりそうですし、日常的に使っている場合、時計を見るだけで良い気分になりそうです。
しかし、シェル文字盤という存在は、男性用として採用されていることは稀で、ロレックス以外では採用例がないといっても良いかもしれません。
例えば、オメガやパテックフィリップのクロノグラフにはシェル文字盤が存在しますが、その扱いは女性用。
また、カルティエやタグホイヤーなど他のブランドでもシェル文字盤のラインナップがありますが、いずれも女性用という印象です。
けれどもロレックスの場合、ヨットマスターやデイトナなどスポーツモデルにまでシェル文字盤を用意するほど男性用モデルでも数多くのシェル文字盤モデルが存在。
ただ、人気のあるスポーツモデルでシェル文字盤を選べるのは嬉しい半面、価格は最も安いヨットマスター16623でも100万円以上という水準です。
それがデイトジャストとなるとシェル文字盤は一気に手に届きやすい存在となり、40万円台で買うことが可能。
さらに、2010年と比較して値上がりした額は10万円以下となかなかお買い得なロレックスでもあるのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年5月 の安値(ヤフオク) |
2017年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトジャスト 16233NR |
中古 | 7年 3ヶ月 |
¥398,000 | ¥486,000 | 88,000 | 122.11% |
デイトジャストには、
など多種多様な文字盤が存在。
特に高いのがオニキスやラピスラズリなど希少物質文字盤で、16623の場合現在70万円前後という相場です。
それと比べるとシェル文字盤は通常文字盤と10万円程度の価格差で購入可能なため、買いやすい存在です。
希少物質文字盤のロレックスの場合、デイト表示には「枠」が付くため、「高級な存在」という印象ですが、40万円台でそれを買うことができるのは魅力的だと感じます。
人気のあるロレックスや豪華なモデルを買おうと思ったら、現在100万円近くするという印象ですが、シェル文字盤や10Pダイヤなどまだまだ50万円程度で面白いモデルが多々存在するのです。
16233は高級腕時計の代名詞的存在として、その有名すぎるデザインゆえに人気があまりなく、本来豪華なコンビモデルとしては、かなり安めという印象です。
しかし、このシェル文字盤のように多種多様な文字盤があるということがデイトジャストの強い面白さであり、それを安く楽しむことができるということは意外と見逃しがちです。