2000年にデビューしたデイデイトは、従来のモデルから「かなり進化した」という印象を感じさせたモデルであり、その“新しさ”を感じさせる要素は多岐にわたります。
この代から有名になった要素として、プラチナモデルのアイスブルー文字盤やピンクゴールドモデルの存在がありますが、ピンクゴールドモデルに関しては2008年から「エバーローズゴールド」というモノにテコ入れされ、デイデイト以外でも積極的に採用されるようになりました。
とはいえ2008年より前に存在するピンクゴールドのモデルについても人気だという点に変わりはなく、リファレンス末尾の「5」が示すRG枠のモデルは全体的に人気という印象です。
また、2000年頃から積極的に採用された高級な内容としてもう一つの特徴がブラックシェルの文字盤。
2000年に6桁モデルのデイトナがデビューした際にかなり目立っていたブラックシェルですが、デイデイトやヨットマスターへも採用されています。
そしてブラックシェルもヨットマスターだと高値となるように人気な要素であるのです。
そしてこのデイデイト118205NRは、
という2つの高い要素が入ったモデル。
2000年に登場したデイデイトは、今でも『デイデイト36』として現行モデルですが、中古で売られている数は少なく、特にPGモデルは高値の様子です。
ですから、それと比べるとPG+ブラックシェルという二つの高値要素があるこの118205NRはとても高そうですが、意外にノーマル文字盤との差があまりなくお買い得ともいえる状況。
しかし、200万円以上という高価格帯のモデルなため、あまり注目されることがないのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年8月 の安値(楽天) |
2017年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイデイト 118205NR |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥2,080,000 | ¥2,138,400 | 58,400 | 102.81% |
見た目的にも中身もとても魅力があるこのデイデイト。
現在価格は210万円程度とステンレスのノーチラス3800より安い水準であり、ノーチラスより魅力的な選択肢のような気もします。
しかし、魅力的であるにも関わらず売れるまでに時間がかかっている様子を目にすることもあり、意外にも需要の少ない時計であるのです。
確かに200万円という価格は高価格帯です。しかし、この時計の内容からして現在価格は相対的に安いと感じます。
今後の価格変化の予測もつきづらいため、将来的に本質的にお得となるかは分かりませんが、今200万円前後で売られている時計の中で、最もお買い得感が高いモデルであることは間違いないでしょう。
よって、200万円という予算において、選択肢の1つとしてこのデイデイトは考慮すべき1本です。