2016年8月頃は一時的に腕時計が安くなった時期であり、人気腕時計の王者的存在であるデイトナを含めスポーツロレックスが値下がりしていました。
しかし、値下がりとなった多くのモデルはきちんと反発し、今では1年前より数十万円以上値上がりしたというモデルも多々あります。
デイトナが値上がりしたのはもちろん、シードゥエラーディープシーやGMTマスター2、サブマリーナなどは2016年8月より10万円以上の値上がりという実力。
ですからロレックスであれば、2016年8月より高くなっているのは当たり前と感じるところです。
けれども実は、2016年8月より値下がりしているロレックスも存在。
それが5桁リファレンス時代のデイデイトです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年8月 の安値(楽天) |
2017年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイデイト シャンパン文字盤 18238 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥1,296,000 | ¥1,200,000 | -96,000 | 92.59% |
デイデイトには様々な文字盤がラインナップされていますが、特に安くなったと感じるのはシャンパン文字盤。
シャンパン文字盤は個体数が多く、最もデイデイトらしい存在です。
グラデーション文字盤やコンピュータ文字盤はシャンパン文字盤より高い相場であり、現在コンピュータ文字盤は1.2倍程度高いという状況。
なお、デイデイトの場合、金無垢ブレスレットの長さによって相場が異なるため、要注意なのですが、現在シャンパン文字盤において複数の個体が昨年より安いため、値下がり状態であることは間違いないでしょう。
ちなみに、ホワイトゴールドの18239の相場も現在120万円程度であるため、18238と同様の水準です。
通常、イエローゴールドよりホワイトゴールドのほうが高い傾向がありますが、デイデイトの場合、6桁モデルではWGのほうが安いというように、YGとWGの価格差が無い傾向です。
6桁リファレンスのデイデイトが登場したのは2001年のことですが、その際登場した118238は今でも現行モデルながら、5桁リファレンス扱いのモデルという傾向があります。
そして、5桁リファレンスの18238は90年代後半でも現行だったのですが、他のモデルの5桁より古く認識される傾向がある存在です。
そのため、ブレスレットまで金無垢モデルであるにもかかわらず、人気度が低いことから昔から相対的に安い傾向。
人気度が低いということは、需要が少ないということにもなります。
このような事情によりオーソドックスなデイデイトの18238は、ロレックスが全体的に安かった2016年8月と比べても値下がりしている珍しい存在であるのです。